標高1375mは白と緑色のカーペット「湿原に舞う貴公子」
 岐阜県郡上市と高山市にまたがる山中峠。毎年5月中旬から下旬にかけて、標高1375mの湿原は白と緑色のカーペットを敷きつめたかのように水芭蕉が見頃になります。今回のギャラリー6号館は、山中峠に群生する水芭蕉の景観を中心に、合せてそこから北東に位置する小鳥峠(高山市)に咲く湿原植物をご紹介します。


白山連峰と鯉のぼり
 山中峠(岐阜県郡上市・高山市=旧:明宝村・荘川村・清見村)へは、せせらぎ街道からめいほうスキー場経由の明宝ルートと東海北陸道荘川I.Cからの荘川ルートで行くことができます。
 今回は後者(荘川ルート)で出かけました。途中、休憩で立ち寄ったひるがの高原S.Aには5月の風物詩である鯉のぼりが飾られ、すっきりとした晴天に白山連峰の雪山が映えていました。

山中峠
 山中峠は標高1375m、めいほうスキー場の頂上付近に位置します。ここへの行程は明宝ルート・荘川ルートとも困難を要します。しかし5月の晴天の日、この地を訪れればそこは別天地。白と緑色の自然のカーペットが広がるミズバショウ群落(岐阜県天然記念物指定)を見ることができ、多くの見物客が訪れます。
「湿原の貴公子」とも呼ばれるミズバショウが見頃となる5月中〜下旬、この地に遅い春がやってきます。群生地入口付近では桜の花が咲き、同時に楽しむことができます。








環境保護のため、生息物を傷つけたりゴミを捨てたりしないように注意して観賞しましょう。

 湿原に清楚な貴公子“ミズバショウ”

 コバイケイソウの葉

 清らかな水、イモリも数多く棲息。

 貴公子、湿原に舞いたり。

 その姿は可憐で清楚

ミズバショウの花  
 整列? それとも行進?
白と緑色が湿原を敷きつめる
5月、この湿原は貴公子(ミズバショウ)たちが創り出した“自然のカーペット”となる。



小鳥(おどり)峠の湿原植物
 山中峠から直線距離にして北東へ17km強、高山市清見(=旧:清見村)の国道158・472号重複道路沿いに“小鳥(おどり)峠”があり、この場所にはミズバショウやザゼンソウをはじめとした高層湿原植物が生息しています。
 小鳥峠での滞在時間はほんのわずかでしたが、ここで撮影した湿原植物を少しだけご紹介します。
飛騨地方では葉に斑は入りません
 小鳥峠は東海北陸道清見I.Cに近く、高山市街へ向かう途中の主要道路沿いにあります。木道も以前より整備され、大変見やすくなっていました。
 参考までに、この近くから飛騨古川へと向かう県道(卯の花街道)にも同名の「小鳥峠」がありますのでお間違いなく。



●あとがき●
「ミズバショウの群生を是非見たい」という同伴者(6名)とともに出かけた、山中峠と小鳥峠へのミズバショウ見物でした。
 今回は同伴の小学生の甥がS.Aで写真撮影のモデルを頼まれる。山中峠では同伴者がばったり知人に出会い、甥はイモリと戯れる。そして昼食に立ち寄った飲食店では、山菜採りに来た近所の知人が、偶然にも自分のテーブルに同席する・・・。といった思い出に残る一日となりました。
 写真はすべて2006年5月21日に撮影したものを掲載しております。当日の山中峠は大変見頃でまだしばらくの間楽しめそうでしたが、小鳥峠は見頃も終盤になっていました。お出かけの際はよくお確かめの上、気をつけてお楽しみください。



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