ホタル館 ちょっとだけ豆知識

 知っているようで知らなかった、そんなホタルについての極めて基本的な豆知識をご紹介します。他のサイトさんでも書かれておられ、重複する点や異なった表現、その他至らぬ箇所がありましたらどうぞお許し下さい。
 当オフィスのすぐ北=広見高野用水では、本当の自然なゲンジ・ヘイケの二種類のホタルが棲息しています。まずはそのホタルを実際に撮影し、写真で基本的な判別方法をご紹介します。


 ● 下のホタルの写真をクリックすると、大きめの画像がご覧頂けます。
ゲンジとヘイケのちがい
 日本には約40種類(50種類とか諸説あるようですが)のホタルが棲息しており、その内で“光るホタル”は、クメジマボタル・ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタル、…等と言われています。一般的に「ホタル」と言えばゲンジ・ヘイケを思い浮かべる方が多いようですが、「クメジマボタル」はゲンジボタルの原型とされています。
 小さなゲンジボタルを「ヘイケ」と“勘違い”をされておられる方もありますが、小さくてもゲンジはゲンジです。ゲンジとヘイケの違いは、下の写真で区別して下さい。また、ヘイケボタルを「コメボタル」と呼ぶ地域があります。その地域とは・・・我が岐阜県が主だそうですが、本当に米粒のような大きさで、ここからこの名の由来があるかと思われます。

ゲンジボタル基本(十字)
[2009年5月撮影]

ヘイケボタル基本(一直線)
[2008年7月撮影]
ゲンジボタル:オス・メスの判断
 ホタルのオス・メスを簡単に判断するには、まず発光部分を見て下さい。ここではゲンジボタルのオス・メス判別法をご紹介します。
 オスの体長はメスに比べて小さいのが一般的(大きいオスもいます)、光る部分が二ケ所=写真:上下二段とも光ります。それに対してメスはオスより大きめで、光る部分は一ケ所=写真:上段で光り、下段は赤くなっています。他にも色々あるようですが、この方法が一番簡単かと思います。
【余談】…ホタルのオス・メスの体長=大小のみでサイズは記載しません。
 クメジマ・ゲンジ・ヘイケボタルは、メスの方が大きくオスは小さめ。ヒメボタルは逆に、オスが大きくメスは小さいようです。しかし、地域や環境などの色々な状況によって、ホタルたちも個々様々ですのでご参考までに。

ゲンジボタル[オス]
[2009年5月撮影]

ゲンジボタル[メス]
[2009年5月撮影]
ホタルの産卵
 クメジマ・ゲンジ・ヘイケボタルの産卵手段には、個別産卵と集団産卵があります。富士山付近(大雑把に言って)を境に、東日本は個別産卵(例外あり)、西日本は集団産卵するとされています。
 集団産卵は西日本特有の現象で、50〜100といったメスが一箇所に集まって産卵するのですが、最近ではこうしたことが少なくなってきており、西日本でも個別で産卵することが多くなってきているそうです。
 産卵時間は、深夜11時頃〜明け朝にかけてと言われています。これは交尾をする時も同じ時間帯です(交尾時間は一回につき数時間)。
 貴重な集団産卵の様子を2008年6月に撮影したことは、既に当サイトや「中日新聞」でご存知かと思いますが、ちなみにこの状況を見つけた時間は午後10時20分頃でした。
◆ 2008年 集団産卵の様子は、こちらに掲載しています。
  ホタル館 TOP話の小窓 2008 Vol.1
【余談】…ホタルの光り方(秒数は記載しません。)
 光を点滅させる間隔も地域によって異なります。大まかに言えば、西日本・東日本での違いですが、同じ棲息地であっても、平常時と比べて、オスが交尾に向う時やメスが産卵をする時は間隔が早くなったり、飛ぶスピードが速くなったりします。
マナーを守って楽しいホタル鑑賞を・・・
■ 棲息地では近隣の方に迷惑を掛けないようにしましょう。
■ ホタル鑑賞でのライトの点灯は禁物、必要最低限にてお願いします。
■ 捕獲は厳禁です。他の場所へ移動させたり、他から持ち込んだりしないで下さい。
■ 棲息地へのゴミ捨ても厳禁です。美しい自然を守りましょう。
■ その他、マナーを守って楽しいホタル鑑賞をしましょう。

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